離乳食 初期(5~6か月頃)

離乳食初期にたらを食べても平気?食べてはいけないと言われる理由まとめ

離乳食初期にたらを食べても平気?食べてはいけないと言われる理由とは

離乳食を進めていく中で、摂取してはいけない食材を調べていると、離乳食初期のたらの摂取について様々な情報がありますね。

育児本によっても内容が異なるので、困惑している方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では離乳食初期のたらの摂取について解説していきます。

本記事の内容

  • 離乳食初期でたらが危険といわれる理由
  • 離乳食でたらを使用する際の注意点
  • 【結論】離乳食初期にたらは使用できる

なぜ危険といわれることが多いのか、いろいろな情報を踏まえて、鱈の離乳食初期の摂取について考えてみましょう。

離乳食初期でたらが危険といわれる理由その① アレルギー発症の恐れ

「離乳食初期にはたらを与えない」と書かれている育児本や記事で、理由として一番多いもの・・・

アレルギー発症の恐れがある

たらにはアレルギー物質が含まれているので、アレルギーを誘発しやすい、といった内容ですね。

本当にアレルギーがでやすいの?

以下2点について説明していきます。

ポイント

  • パルブアルブミンについて
  • 魚アレルギーの発症率

パルブアルブミンとは

パルブアルブミンとは、魚アレルギーを起こす原因(アレルゲン)と言われています。

パルブアルブミンはほとんどの魚に含まれています。

たんぱく質の一つで、魚類の筋肉に含有量が多い成分です。

魚アレルギーを持つ多くの人はこの「パルブアルブミン」というたんぱく質が原因といわれています


たらにもパルブアルブミンは含まれています。

しかしパルブアルブミンを原因としてアレルギーを起こしている人は、特定の魚だけでなく、様々な種類の魚が食べられないのです。

魚アレルギーどのくらいの割合で発症する?

魚アレルギーは、食物アレルギーを持つ全体の人数に対して4%程度

そして魚アレルギーの中でもサバやブリでの発症が多く、たらでのアレルギー発症の事例はそう多くないのが現状です。

全体から見るとたらアレルギーの発症率は低めです

しかし、食べる量(パルブアルブミンの摂取量)により発症確率が上がるので、どんな魚も初めのうちは食べさせ過ぎないことが賢明です。

他の食材同様、少量ずつ試していきましょう。

また、小さな赤ちゃんは臓器もまだ未熟なので、一度にタンパク質を多く食べると、消化不良を起こしてアレルギー発症に似た症状が出ることもあります。

このような点からも、食べすぎには注意が必要ですね。

ポイント

  • アレルギー発症のリスクがあるのはたらだけではない

離乳食の鱈たらが危険といわれる理由その② ヒスタミン中毒(食中毒)

もう一つの摂取を控えるように言われている理由は、「ヒスタミン中毒」の恐れがあるからです。

以下3点について説明していきます。

ポイント

  • ヒスタミン中毒とは
  • ヒスタミンとは
  • たらはヒスタミン中毒をおこしやすいのか

ヒスタミン中毒とは

ヒスタミン中毒とは、「ヒスタミン」という物質によって引き起こされる食中毒です。

ヒスタミンが蓄積された魚を摂取すると、蕁麻疹などアレルギーに似た症状が現れます。

ヒスタミン中毒(食中毒)をアレルギーと勘違いしてしまうことも多いので、見極めが重要です。

魚を食べた状況、ほかの魚でもアレルギー症状が出るのか、なども見極めのポイントです。

ヒスタミンとは?

魚の中に含まれる「遊離ヒスチジン」というアミノ酸が、細菌によって「ヒスタミン」という物質に変わったもの


ヒスタミンは鮮度が落ちていく中で生成されていきます。

たらは鮮度が落ちやすい魚ですので、鮮度が落ちやすい=ヒスタミンが生成されやすい=中毒になりやすいと思う方が多いのです。

たらはヒスタミン中毒をおこしやすいの?

実際にはどうなのでしょうか。

鮮度が落ちると、ヒスチジンからヒスタミンが生成されますが、ヒスタミンが生成される条件として、まずアミノ酸の「ヒスチジン」が必須です。

【ヒスチジン含有量】

図1:魚種別ヒスチジン含有量(出典:東京都福祉保健局「食品衛生の窓」)
図1 魚種別ヒスチジン含有量 
(出典:東京都福祉保健局「食品衛生の窓」)

図からもわかる通り、たらは赤魚や青魚に比べてはもちろん、たいなどの白身魚の中でもヒスチジン含有量が少ない魚です。

実際にヒスタミン中毒の原因として報告されている魚もマグロ、カジキ、ブリ、サンマ、サバ、イワシが大半を占めています。

たらは鮮度が落ちやすいですが、ヒスチジンが少ないため、中毒の原因となるヒスタミンを生成できる量も少ないと言えます。

ポイント

  • アレルギーに似た食中毒もある
  • ただし、たらはほかの魚に比べてヒスタミン中毒は起きにくい

離乳食のたらの使用際の注意点

ポイント

  • 少量ずつ与えていく
  • 新鮮なものを使用する

少量ずつ与えていく

全体からみると、たらでアレルギーを発症する子は多くはありません。

しかし、たらはタンパク質が多く含まれています。

タンパク質は野菜などに比べ、消化器官にも負担がかかります。

一度に多く食べさせると、アレルギー症状でなくても何らかの不調が出てしまうことも考えられます。

様子を見ながら、少々ずつ、ゆっくり進めてあげましょう。

ヒスタミン中毒(食中毒)を予防しよう

アレルギー様食中毒と呼ばれるほどに、症状はアレルギーに似ていますが、ヒスタミン中毒は食中毒です。

食中毒は予防が可能です。

新鮮な魚ほど生成されるヒスタミン量は少ないので出来るだけ新鮮なものを購入しましょう。

そして、購入した魚はすぐに調理をするか、冷蔵・冷凍で適切に保存しましょう。

常温では特に繁殖しやすいと言われていすので、その温度帯を避けるようにします。

しっかり加熱すれば中毒のリスクは下がる?

ヒスタミンは非常に熱に強く、通常の調理では減少しません。

大人でもヒスタミン中毒になる人がいるのです。


魚の取り扱いに十分に注意しましょう。

結局、離乳食初期にたらは使用していいの?

【結論】

離乳食初期にたらは使用できる

確かに、たらにもアレルギーを起こしやすい物質が含まれますが、その物質はほとんどの魚に含まれるものです。

そのため、たらだけを極端に避ける必要はないと考えます。

また、市販されている大手企業のベビーフードにも使用されています。

扱いに気を付ければ問題なく使用できるのです。

ただし、離乳食初期のたらの使用は専門家の意見が分かれるところです。

不安な方は離乳食初期の使用は避け、様子を見ながら進めましょう。

離乳食中期以降に始めても遅くありません!

たらは入手しやすく、手軽に利用できる魚です。

アレルギーやヒスタミン中毒のことを踏まえて、いつ頃から使用していくかを検討してみてくださいね。

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